古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第五 秋歌下 494番

麓をば

藤原公実(ふじわらのきんざね)

麓には宇治川の川霧が立ちこめて、雲の上に浮かんでいるように見える朝日山であることよ。

作者
權大納言公實(藤原公実)
  1. 1堀川院ほりかはのゐん堀川院ほりかはのゐんほりかわのいんののの御時おほんとき御時おほんときおおんとき、、、百首ひやくしゆ百首ひやくしゆひゃくしゅののの歌うた歌うたうた奉たてまつ奉たてまつたてまつりけるにりけるにりけるに霧きり霧きりきりをををよめるよめるよめる詞書
  2. 2麓ふもと麓ふもとふもとをばをばをば初句
  3. 3宇治うぢ宇治うぢうじののの河かは河かはかわ霧ぎり霧ぎりぎり二句
  4. 4たちこめてたちこめてたちこめて三句
  5. 5雲井くもゐ雲井くもゐくもいににに見み見みみゆるゆるゆる四句
  6. 6朝あさ朝あさあさ日ひ日ひひ山やま山やまやまかなかなかな結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕堀河院の御代に、百首歌を献上しました時に、霧を詠んだ歌。

麓には宇治川の川霧が立ちこめて、雲の上に浮かんでいるように見える朝日山であることよ。

意訳

宇治川の川霧が山の麓をすっかり包みこみ、朝日山は雲の上に浮かんでいるかのように見える。

語釈・文法注

朝日山
山城国宇治の山。

和歌

作者
藤原公実(ふじわらのきんざね) 1053–1107
藤原実季の子。権大納言に至った。『堀河百首』の作者の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第五・秋歌下・494番
歌体
短歌
状況
詞書「堀川院の御時、百首の歌奉りけるに霧をよめる」(堀河院の御代に、百首歌を献上しました時に、霧を詠んだ歌)。

解説

作者の公実は藤原公実。『堀河百首』の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、87頁(コマ53)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日