新古今和歌集 巻第十九 神祇歌 1887番
榊葉に
榊葉にそう言うかいはないけれど、神に心をかけない間はない。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕八幡宮の権官として長年過ごしたことを恨んで、御神楽の夜に参って榊に結びつけました歌。
榊葉にそう言うかいはないけれど、神に心をかけない間はない。
意訳
榊の葉に結んでも、言うかいのないことだけれど、私が神に心をかけない時はないのです。
語釈・文法注
- いふかひ
- 「言ふ甲斐」と「木綿(ゆふ)」をかける。
和歌
- 作者
- 成清(じょうせい) 生没年未詳(十二世紀)
石清水八幡宮の僧。法印。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十九・神祇歌・1887番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「八幡宮の權官にて、年久しかりける事を恨みて、御神樂の夜參りて榊に結付け侍りける」(八幡宮の権官として長年過ごしたことを恨んで、御神楽の夜に参って榊に結びつけました歌)。
解説
成清の歌。底本は第二句を「そのいふかひは」とするが、「そのゆふかひは」とする本もある。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、348頁(コマ184)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日