新古今和歌集 巻第七 賀歌 724番
君が代の
わが君の御代の千年の数も、隠れなく、曇らない空の光によって見えることだ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕堀河院の大嘗会の御禊に、何日も雨が降っていたが、その日になって空が晴れましたので、紀伊典侍に申し送った歌。
わが君の御代の千年の数も、隠れなく、曇らない空の光によって見えることだ。
意訳
何日も降り続いた雨がやみ、御禊の日の空はすっかり晴れた。その曇りない光を見ると、わが君の御代が千年も続くことが、はっきりとわかる。
語釈・文法注
- 大嘗会の御禊
- 天皇が即位後最初に行う大嘗会の前に、鴨川で身を清める儀式。
和歌
- 作者
- 源顕房(みなもとのあきふさ) 1037–1094
源師房の子。右大臣に至った。娘の賢子は白河天皇の中宮で、堀河天皇の母。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第七・賀歌・724番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「堀河院の大甞會の御禊に、日頃雨ふりて、其日になりて空晴れて侍りければ、紀伊典侍に申しける」(堀河院の大嘗会の御禊に、何日も雨が降っていたが、その日になって空が晴れましたので、紀伊典侍に申し送った歌)。
解説
顕房の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、127頁(コマ73)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日