古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1377番

恨みつゝ

清原深養父(きよはらのふかやぶ)

恨みながら寝る夜の袖が乾かないのは、枕の下に潮が満ちているのだろうか。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
淸原深養父(清原深養父)
  1. 1恨うら恨うらうらみつゝみつゝみつつ初句
  2. 2ぬるぬるぬる夜よ夜よよののの袖そで袖そでそでののの二句
  3. 3かわかぬはかわかぬはかわかぬは三句
  4. 4枕まくら枕まくらまくらののの下した下したしたににに四句
  5. 5潮しほ潮しほしおややや滿み滿みみつらむつらむつらむ結句

引用の仕方

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現代語訳

恨みながら寝る夜の袖が乾かないのは、枕の下に潮が満ちているのだろうか。

意訳

恨みながら寝る夜の袖が乾かないのは、浦(恨み)だけに、枕の下に潮が満ちてくるからだろうか。

語釈・文法注

うらみ
「恨み」と「浦見」を響かせる。

和歌

作者
清原深養父(きよはらのふかやぶ) 生没年未詳(九世紀末〜十世紀前半)
清少納言の曽祖父、清原元輔の祖父。琴の名手で、『古今和歌集』の時代の歌人。
出典
『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1377番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

深養父の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、250頁(コマ135)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日