古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1666番

樒つむ

小侍従(こじじゅう)

樒を摘む山路の露に濡れてしまった。暁に起きて出た墨染の袖が。

詞書
「百首の歌奉りしに、山家の心を」(前の歌と同じ詞書)
作者
小侍從(小侍従)
  1. 1樒しきみ樒しきみしきみつむつむつむ初句
  2. 2山路やまぢ山路やまぢやまじののの露つゆ露つゆつゆににに二句
  3. 3ぬれにけりぬれにけりぬれにけり三句
  4. 4曉あかつき曉あかつきあかつきおきのおきのおきの四句
  5. 5墨染すみぞめ墨染すみぞめすみぞめののの袖そで袖そでそで結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

樒を摘む山路の露に濡れてしまった。暁に起きて出た墨染の袖が。

意訳

仏前に供える樒を摘みに出た山路の露に、暁に起きて出た墨染の袖が濡れてしまった。

語釈・文法注

樒
仏前に供える木。

和歌

作者
小侍従(こじじゅう) 1121?–1202?
石清水八幡宮の別当光清の娘。二条天皇・高倉天皇らに仕えた女房歌人。「待宵の小侍従」と呼ばれた。
出典
『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1666番
歌体
短歌
状況
詞書「百首の歌奉りしに、山家の心を」(百首歌を献上した時に、山家の心を)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
倒置
倒置。
体言止め
体言止め。

解説

小侍従の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、306頁(コマ163)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日