古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1621番

一すぢに

源通具(みなもとのみちとも)

ひたすらに慣れてしまえば、それでもよいのに、杉の庵に、夜ごとに変わる風の音だなあ。

作者
右衞門督通具(源通具)
  1. 1千五百番せんごひやくばん千五百番せんごひやくばんせんごひゃくばん歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせににに詞書
  2. 2一ひと一ひとひとすぢにすぢにすじに初句
  3. 3なれなばさてもなれなばさてもなれなばさても二句
  4. 4杉すぎ杉すぎすぎののの庵いほ庵いほいおににに三句
  5. 5よな〳〵よな〳〵よなよな變かは變かはかわるるる四句
  6. 6風かぜ風かぜかぜののの音おと音おとおとかなかなかな結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕千五百番歌合で詠んだ歌。

ひたすらに慣れてしまえば、それでもよいのに、杉の庵に、夜ごとに変わる風の音だなあ。

意訳

一筋に山住まいに慣れてしまえばそれでよいのに、杉の庵では、夜ごとに風の音が変わって、心が落ち着かない。

語釈・文法注

和歌

作者
源通具(みなもとのみちとも) 1171–1227
内大臣源通親の子。大納言に至った。『新古今和歌集』の撰者の一人で、撰者名の筆頭に挙がる。妻は歌人の俊成女。
出典
『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1621番
歌体
短歌
状況
詞書「千五百番歌合に」(千五百番歌合で詠んだ歌)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

通具の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、297頁(コマ158)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日