古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第六 冬歌 658番

常よりも

瞻西(せんさい)

いつもよりも篠屋の軒が埋もれている。今日は都にも初雪が降っているだろうか。

作者
瞻西上人(瞻西)
  1. 1雪ゆき雪ゆきゆきのあしたのあしたのあした、、、基俊もととし基俊もととしもととしがもとがもとがもとへへへ申まう申まうもうしつかはしりしつかはしりしつかわしり侍はべ侍はべはべるるる詞書
  2. 2常つね常つねつねよりもよりもよりも初句
  3. 3しのしのしの屋や屋ややののの軒のき軒のきのきぞぞぞ二句
  4. 4埋うづ埋うづうずもるゝもるゝもるる三句
  5. 5けふけふきょうははは都みやこ都みやこみやこににに四句
  6. 6初雪はつゆき初雪はつゆきはつゆきやふるやふるやふる結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

〔詞書〕雪の朝、基俊のもとへ申し送りました歌。

いつもよりも篠屋の軒が埋もれている。今日は都にも初雪が降っているだろうか。

意訳

いつもよりも、篠で葺いたこの粗末な家の軒が雪に深く埋もれている。今日は都でも初雪が降っているのだろうか。

語釈・文法注

篠屋
篠竹で葺いた粗末な家。

和歌

作者
瞻西(せんさい) ?–1127
天台宗の僧。京都東山の雲居寺を再興し、阿弥陀の大仏を造った。
出典
『新古今和歌集』巻第六・冬歌・658番
歌体
短歌
状況
詞書「雪のあした、基俊がもとへ申しつかはしり侍る」(雪の朝、基俊のもとへ申し送りました歌)。

修辞

三句切れ
三句切れ。

解説

瞻西上人の歌。底本は詞書を「申しつかはしり侍る」と刷る(「申しつかはし侍りける」の誤植か)。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、115頁(コマ67)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日