古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十九 神祇歌 1866番

久方の

紀淑望(きのよしもち)

天の八重雲を押し分けて降りてきた君を、私こそが迎えたのだ。

作者
紀淑望
  1. 1猿田彥さるたひこ猿田彥さるたひこさるたひこ詞書
  2. 2久方ひさかた久方ひさかたひさかたののの初句
  3. 3天あめ天あめあめののの八重やへ八重やへやえ雲ぐも雲ぐもぐも二句
  4. 4ふりふりふり分わ分わわけてけてけて三句
  5. 5くだりしくだりしくだりし君きみ君きみきみををを四句
  6. 6われぞわれぞわれぞ迎むか迎むかむかへしへしえし結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕猿田彦を。

天の八重雲を押し分けて降りてきた君を、私こそが迎えたのだ。

意訳

天の幾重もの雲を分けて天孫が降りて来られた時、お迎えしたのはこの私なのだ。

語釈・文法注

ひさかたの
「天」にかかる枕詞。
猿田彦
天孫降臨の道案内をした神。

和歌

作者
紀淑望(きのよしもち) ?–919
紀長谷雄の子。文章博士などを務めた。『古今和歌集』の真名序の作者とされる。
出典
『新古今和歌集』巻第十九・神祇歌・1866番
歌体
短歌
状況
詞書「猿田彥」(猿田彦を)。

修辞

枕詞
「ひさかたの」。

解説

淑望の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、344〜345頁(コマ182)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日