新古今和歌集 巻第十九 神祇歌 1856番
いかばかり
どれほど年は経たとしても、住の江の松は二度生え替わったのだ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
どれほど年は経たとしても、住の江の松は二度生え替わったのだ。
〔左注〕この歌は、ある人が住吉に参詣して「人ならば問はましものを住の江の松は幾度生ひかはるらむ」と詠んで奉った、そのお返しだという。
意訳
どれほど長い年月が過ぎたといっても、住の江の松が生え替わったのは、たった二度のことだ。
語釈・文法注
和歌
- 作者
- 読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『新古今和歌集』では、『万葉集』の歌や古い歌集から採った歌、伝承の歌などが多い。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十九・神祇歌・1856番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
解説
左注によると、住吉の神の返歌。底本は第二句を「年はへぬとも」、結句を「生ひかはりける」とするが、「年はへねども」「生ひかはりぬる」とする本もある。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、342頁(コマ181)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日