古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第六 冬歌 591番

ほの〴〵と

源信明(みなもとのさねあきら)

ほのぼのと明けていく有明の月の光の中に、紅葉を吹きおろす山おろしの風よ。

作者
源信明朝臣(源信明)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2ほの〴〵とほの〴〵とほのぼのと初句
  3. 3有明ありあけ有明ありあけありあけののの月つき月つきつきののの二句
  4. 4月影つきかげ月影つきかげつきかげににに三句
  5. 5紅葉もみぢ紅葉もみぢもみじふきおろすふきおろすふきおろす四句
  6. 6山颪やまおろし山颪やまおろしやまおろしののの風かぜ風かぜかぜ結句

引用の仕方

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現代語訳

ほのぼのと明けていく有明の月の光の中に、紅葉を吹きおろす山おろしの風よ。

意訳

夜がほのぼのと明けていく。有明の月の光の中、山から吹きおろす風が、紅葉を散らして吹き下ってくる。

語釈・文法注

ほのぼのと
ほのかに明るく。
山颪
山から吹きおろす風。

和歌

作者
源信明(みなもとのさねあきら) 910–970
源公忠の子。陸奥守などを務めた。中務との恋で知られる。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第六・冬歌・591番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

字余り
第二句・第四句・第五句。
体言止め
体言止め。

解説

信明の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、104頁(コマ62)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日