古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1640番

世を背く

和泉式部(いずみしきぶ)

世を背く場所は、どこにでもあるだろう。大原山は住みよかったか。

作者
和泉式部
  1. 1少將井せうしやうのゐ少將井せうしやうのゐしょうしょうのいののの尼あま尼あまあま、、、大原おほはら大原おほはらおおはらよりよりより出い出いいでたりとでたりとでたりと聞き聞きききてつかはしけるきてつかはしけるきてつかわしける詞書
  2. 2世よ世よよををを背そむ背そむそむくくく初句
  3. 3方かた方かたかたはははいづくもいづくもいずくも二句
  4. 4ありぬべしありぬべしありぬべし三句
  5. 5大原おほはら大原おほはらおおはら山やま山やまやまははは四句
  6. 6住す住すすみよかりきやみよかりきやみよかりきや結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕少将井の尼が大原から出てきたと聞いて贈った歌。

世を背く場所は、どこにでもあるだろう。大原山は住みよかったか。

意訳

世を捨てて住む場所は、どこにでもあるでしょう。大原山は住みよかったのですか。

語釈・文法注

和歌

作者
和泉式部(いずみしきぶ) 978?–?
大江雅致の娘。和泉守橘道貞の妻となり、のち冷泉天皇の皇子為尊親王・敦道親王との恋で知られる。中宮彰子に仕えた。情熱的な恋の歌が多く、『和泉式部日記』がある。娘は小式部内侍。
出典
『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1640番
歌体
短歌
状況
詞書「少將井の尼、大原より出でたりと聞きてつかはしける」(少将井の尼が大原から出てきたと聞いて贈った歌)。

修辞

三句切れ
三句切れ。

解説

和泉式部の歌。底本は第二句を「方はいづくも」とするが、「方はいづくに」とする本もある。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、301頁(コマ160)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日