古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1585番

見し夢を

御形宣旨(みあれのせんじ)

見た夢を、どの世のことかと思う間に、時節を忘れない花の悲しさよ。

作者
御形宣旨
  1. 1かへしかへしかへし詞書
  2. 2見み見みみししし夢ゆめ夢ゆめゆめををを初句
  3. 3いづれのよぞといづれのよぞといずれのよぞと二句
  4. 4思おも思おもおもふふう間ま間ままににに三句
  5. 5折を折をおりりりををを忘わす忘わすわすれぬれぬれぬ四句
  6. 6花はな花はなはなののの悲かな悲かなかなしさしさしさ結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

〔詞書〕返歌。

見た夢を、どの世のことかと思う間に、時節を忘れない花の悲しさよ。

意訳

あの夢のような日々は、いつのことだったかと思っているうちに、時節を忘れずに供えられた花を見るのが悲しい。

語釈・文法注

をり
「折(時節)」と「折り」を掛ける。

和歌

作者
御形宣旨(みあれのせんじ) 生没年未詳(十世紀末)
賀茂斎院に仕えた女房。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1585番
歌体
短歌
状況
詞書「かへし」(返歌)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

御形宣旨の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、290頁(コマ155)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日