古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十 羇旅歌 920番

旅寢して

源経信(みなもとのつねのぶ)

旅寝をして、明け方の鹿の声の聞こえるなか、稲葉を押しなびかせて秋風が吹く。

作者
大納言經信(源経信)
  1. 1旅たび旅たびたびののの歌うた歌うたうたとてよみとてよみとてよみ侍はべ侍はべはべりけるりけるりける詞書
  2. 2旅たび旅たびたび寢ね寢ねねしてしてして初句
  3. 3曉あかつき曉あかつきあかつきがたのがたのがたの二句
  4. 4鹿しか鹿しかしかののの音ね音ねねににに三句
  5. 5稲葉いなば稲葉いなばいなばおしなみおしなみおしなみ四句
  6. 6秋あき秋あきあき風かぜ風かぜかぜぞぞぞ吹ふ吹ふふくくく結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕旅の歌として詠みました歌。

旅寝をして、明け方の鹿の声の聞こえるなか、稲葉を押しなびかせて秋風が吹く。

意訳

旅寝をしていると、明け方に鹿の鳴く声が聞こえ、稲葉を押しなびかせて秋風が吹きわたっていく。

語釈・文法注

おしなみ
押しなびかせて。

和歌

作者
源経信(みなもとのつねのぶ) 1016–1097
源道方の子で、源俊頼の父。大納言に至り、大宰権帥として任地で没した。和歌・漢詩・管絃の三つにすぐれ、「三船の才」とたたえられた。
出典
『新古今和歌集』巻第十・羇旅歌・920番
歌体
短歌
状況
詞書「旅の歌とてよみ侍りける」(旅の歌として詠みました歌)。

解説

経信の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、168〜169頁(コマ94)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日