古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1749番

愚なる

西行法師(さいぎょうほうし)

愚かな心の引くままにまかせても、さてそれではどうなのか、最後の思いを。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
西行法師
  1. 1愚おろか愚おろかおろかなるなるなる初句
  2. 2心こころ心こころこころのののひくにひくにひくに二句
  3. 3まかせてもまかせてもまかせても三句
  4. 4さてさはさてさはさてさは如何いか如何いかいかににに四句
  5. 5つひのつひのついの思おも思おもおもひひいををを結句

引用の仕方

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現代語訳

愚かな心の引くままにまかせても、さてそれではどうなのか、最後の思いを。

意訳

愚かな心の引かれるままに任せて生きてきたが、さてそれで、臨終の時の思いはどうするのか。

語釈・文法注

さてさは
さてそれでは。
つひの思ひ
臨終の時の思い。

和歌

作者
西行法師(さいぎょうほうし) 1118–1190
俗名は佐藤義清(のりきよ)。鳥羽院の北面の武士だったが、二十三歳で出家し、諸国を旅して歌を詠んだ。自然と人生の哀感を率直に詠み、『新古今和歌集』に最も多い九十四首が入る。家集に『山家集』がある。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1749番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

西行の歌。底本は結句を「つひの思ひを」とするが、「つひの思ひは」とする本もある。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、322頁(コマ171)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日