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新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1531番

思ひきや

藤原俊成(ふじわらのとしなり(しゅんぜい))

思っただろうか。別れた秋にめぐりあって、またこの世の月を見ようとは。

作者
皇太后宮大夫俊成(藤原俊成)
  1. 1秋あき秋あきあきののの暮くれ暮くれくれににに、、、病やまひ病やまひやまいににに沈しづ沈しづしずみてみてみて世よ世よよをををのがれのがれのがれ侍はべ侍はべはべりけるりけるりける又また又またまたののの年とし年としとしののの秋あき秋あきあき、、、九月十餘日ながつきとをかあまり九月十餘日ながつきとをかあまりながつきとおかあまり、、、月つき月つきつきくまなくくまなくくまなく侍はべ侍はべはべりけるにりけるにりけるに、、、よみよみよみ侍はべ侍はべはべりけるりけるりける詞書
  2. 2思おも思おもおもひきやひきやいきや初句
  3. 3別わか別わかわかれしれしれし秋あき秋あきあきににに二句
  4. 4めぐりあひてめぐりあひてめぐりあいて三句
  5. 5又また又またまたもこのもこのもこの世よ世よよののの四句
  6. 6月つき月つきつきををを見み見みみむとむとむとははは結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕秋の暮れに病に沈んで出家しました翌年の秋、九月十日過ぎ、月が隈なく照っていた時に詠みました歌。

思っただろうか。別れた秋にめぐりあって、またこの世の月を見ようとは。

意訳

思いもしなかった。この世に別れを告げた秋に再びめぐりあって、またこの世の月を見ることになろうとは。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原俊成(ふじわらのとしなり(しゅんぜい)) 1114–1204
藤原定家の父。『千載和歌集』を撰び、歌論書『古来風体抄』を著した。余情と「幽玄」を重んじる歌風で、御子左家の歌学の基礎を築き、新古今時代の歌人たちを導いた。法名は釈阿。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1531番
歌体
短歌
状況
詞書「秋の暮に、病に沈みて世をのがれ侍りける又の年の秋、九月十餘日、月くまなく侍りけるに、よみ侍りける」(秋の暮れに病に沈んで出家しました翌年の秋、九月十日過ぎ、月が隈なく照っていた時に詠みました歌)。

修辞

初句切れ
初句切れ。
倒置
倒置。

解説

俊成の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、280頁(コマ150)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日