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新古今和歌集 巻第十一 恋歌一 1080番

みるめ苅る

在原業平(ありわらのなりひら)

海松布を刈る潟はどこか。棹をさして、私に教えてくれ、海人の釣り舟よ。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
業平朝臣(在原業平)
  1. 1みるめみるめみるめ苅か苅かかるるる初句
  2. 2かたやいづくぞかたやいづくぞかたやいずくぞ二句
  3. 3棹さを棹さをさおさしてさしてさして三句
  4. 4我われ我われわれににに敎をし敎をしおしへよへよえよ四句
  5. 5あまのあまのあまの釣舟つりぶね釣舟つりぶねつりぶね結句

引用の仕方

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現代語訳

海松布を刈る潟はどこか。棹をさして、私に教えてくれ、海人の釣り舟よ。

意訳

海松布を刈る潟はどこにあるのか。海人の釣り舟よ、棹をさして、私に教えておくれ。あの人に逢える手だては、どこにあるのかと。

語釈・文法注

みるめ
「海松布」と「見る目」を掛ける。
かた
「潟」と「方」を掛ける。

和歌

作者
在原業平(ありわらのなりひら) 825–880
平城天皇の皇子阿保親王の子。右近衛権中将などを務め、「在五中将」と呼ばれた。仮名序は「その心餘りて詞たらず」と評する。『伊勢物語』の主人公「昔男」のモデルとされる。六歌仙・三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十一・恋歌一・1080番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

二句切れ
二句切れ。
体言止め
体言止め。

解説

業平の歌で、巻第十一の巻末歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、196頁(コマ108)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日