古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十三 恋歌三 1222番

我ばかり

九条兼実(くじょうかねざね)

私ほどつれなさを耐え忍ぶ人がいるかと、今の世にいるならば、思い比べてみよ。

作者
入道前關白太政大臣(九条兼実)
  1. 1かたかたかた思おも思おもおもひのひのいの心こころ心こころこころををを詞書
  2. 2我われ我われわればかりばかりばかり初句
  3. 3つらきつらきつらきをををしのぶしのぶしのぶ二句
  4. 4人ひと人ひとひとやあるとやあるとやあると三句
  5. 5今いま今いまいま世よ世よよにあらばにあらばにあらば四句
  6. 6思おも思おもおもひひい合あは合あはあわせよせよせよ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕片思いの心を。

私ほどつれなさを耐え忍ぶ人がいるかと、今の世にいるならば、思い比べてみよ。

意訳

私ほどあなたのつれなさを耐えている人がいるかどうか、もしこの世にそんな人がいるなら、比べてみてほしい。

語釈・文法注

和歌

作者
九条兼実(くじょうかねざね) 1149–1207
関白藤原忠通の子で、良経の父、慈円の兄。摂政・関白・太政大臣を務め、九条家の祖となった。日記『玉葉』を残した。俊成・定家を庇護し、家で百首歌や歌合を催した。
出典
『新古今和歌集』巻第十三・恋歌三・1222番
歌体
短歌
状況
詞書「かた思ひの心を」(片思いの心を)。

修辞

字余り
第三句。

解説

兼実の歌。底本は結句を「思ひ合せよ」とするが、「思ひ合せむ」とする本もある。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、223頁(コマ121)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日