古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1346番

打ちはへて

読人しらず(よみびとしらず)

ずっと寝られようか。宮城野の小萩の下葉が色づくように、思いが色に出てからは。

作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1藤原惟成ふぢはらのこれしげ藤原惟成ふぢはらのこれしげふじわらのこれしげにつかはしけるにつかはしけるにつかわしける詞書
  2. 2打う打ううちはへてちはへてちはえて初句
  3. 3いやはいやはいやは寐ね寐ねねらるゝらるゝらるる二句
  4. 4宮城野みやぎの宮城野みやぎのみやぎのののの三句
  5. 5小萩こはぎ小萩こはぎこはぎががが下葉したば下葉したばしたば四句
  6. 6色いろ色いろいろににに出いで出いでいでしよりしよりしより結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕藤原惟成に贈った歌。

ずっと寝られようか。宮城野の小萩の下葉が色づくように、思いが色に出てからは。

意訳

宮城野の小萩の下葉が色づくように、恋の思いが顔色に出てしまってからは、どうして落ち着いて眠ることなどできようか。

語釈・文法注

うちはへて
ずっと。
いやは
反語。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『新古今和歌集』では、『万葉集』の歌や古い歌集から採った歌、伝承の歌などが多い。
出典
『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1346番
歌体
短歌
状況
詞書「藤原惟成につかはしける」(藤原惟成に贈った歌)。

修辞

二句切れ
二句切れ。
倒置
倒置。

解説

作者未詳。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、246頁(コマ133)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日