古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十三 恋歌三 1233番

賴め置かむ

美福門院加賀(びふくもんいんのかが)

頼みにさせておきましょう。ただそれだけを約束として、この憂き世のことは夢にしてください。

作者
藤原定家朝臣母(美福門院加賀)
  1. 1かへしかへしかへし詞書
  2. 2賴たの賴たのたのめめめ置お置おおかむかむかむ初句
  3. 3唯ただ唯ただたださばかりさばかりさばかりををを二句
  4. 4契ちぎ契ちぎちぎりにてりにてりにて三句
  5. 5浮世うきよ浮世うきようきよののの中なか中なかなかののの四句
  6. 6夢ゆめ夢ゆめゆめになしてよになしてよになしてよ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕返歌。

頼みにさせておきましょう。ただそれだけを約束として、この憂き世のことは夢にしてください。

意訳

来世で逢おうと約束しておきましょう。ただそれだけを契りとして、この世のことは夢だったと思ってください。

語釈・文法注

和歌

作者
美福門院加賀(びふくもんいんのかが) ?–1193
藤原親忠の娘。はじめ藤原為経(寂超)の妻となり隆信を生み、のち藤原俊成の妻となって定家を生んだ。美福門院に仕えた。
出典
『新古今和歌集』巻第十三・恋歌三・1233番
歌体
短歌
状況
詞書「かへし」(返歌)。

修辞

初句切れ
初句切れ。

解説

定家の母(美福門院加賀)の歌で、巻第十三の巻末歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、225頁(コマ122)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日