古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1573番

夜半に吹く

藤原実定(ふじわらのさねさだ)

夜半に吹く嵐につけて思うことだ。都もこのように秋は寂しいのだろうか。

作者
後德大寺左大臣(藤原実定)
  1. 1山里やまざと山里やまざとやまざとににに住す住すすみみみ侍はべ侍はべはべりけるりけるりける頃ころ頃ころころ、、、嵐あらし嵐あらしあらしはははげしきげしきげしき朝あさ朝あさあさ、、、前中納言顯長さきのちゆうなごんあきなが前中納言顯長さきのちゆうなごんあきながさきのちゅうなごんあきながががが許もと許もともとにつかはしけるにつかはしけるにつかわしける詞書
  2. 2夜半よは夜半よはよわににに吹ふ吹ふふくくく初句
  3. 3嵐あらし嵐あらしあらしにつけてにつけてにつけて二句
  4. 4思おも思おもおもふかなふかなうかな三句
  5. 5都みやこ都みやこみやこもかくやもかくやもかくや四句
  6. 6秋あき秋あきあきははは寂さび寂さびさびしきしきしき結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕山里に住んでおりましたころ、嵐の激しい朝、前中納言顕長のもとに贈った歌。

夜半に吹く嵐につけて思うことだ。都もこのように秋は寂しいのだろうか。

意訳

夜半に吹く嵐を聞いて思う。都でもこんなに秋は寂しいのだろうか。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原実定(ふじわらのさねさだ) 1139–1191
右大臣藤原公能の子で、藤原俊成の甥。左大臣に至った。後徳大寺左大臣と呼ばれる。管絃にもすぐれ、『平家物語』には福原遷都の後に旧都を訪ねる逸話がある。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1573番
歌体
短歌
状況
詞書「山里に住み侍りける頃、嵐はげしき朝、前中納言顯長が許につかはしける」(山里に住んでおりましたころ、嵐の激しい朝、前中納言顕長のもとに贈った歌)。

修辞

三句切れ
三句切れ。

解説

実定の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、288頁(コマ154)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日