古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十一 恋歌一 1059番

しも氷

藤原元真(ふじわらのもとざね)

霜や氷のように心もうちとけない冬の池で、夜更けに鳴く、鴛鴦のひと声よ。

作者
藤原元眞(藤原元真)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2しもしもしも氷ごほり氷ごほりごおり初句
  3. 3心こころ心こころこころもとけぬもとけぬもとけぬ二句
  4. 4冬ふゆ冬ふゆふゆののの池いけ池いけいけににに三句
  5. 5夜よ夜よよ更ふ更ふふけてぞなくけてぞなくけてぞなく四句
  6. 6鴛をし鴛をしおしののの一ひと一ひとひと聲こゑ聲こゑこえ結句

引用の仕方

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現代語訳

霜や氷のように心もうちとけない冬の池で、夜更けに鳴く、鴛鴦のひと声よ。

意訳

霜や氷に閉ざされて、心もうちとけない冬の池。夜更けに、独り寝の鴛鴦のひと声が聞こえる。

語釈・文法注

鴛
おしどり。

和歌

作者
藤原元真(ふじわらのもとざね) 生没年未詳(十世紀)
藤原清邦の子。甲斐守などを務めた。屏風歌や歌合で活躍した。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十一・恋歌一・1059番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

字余り
第三句。
体言止め
体言止め。

解説

元真の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、192頁(コマ106)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日