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新古今和歌集 巻第十九 神祇歌 1871番

神風や

藤原良経(後京極摂政)(ふじわらのよしつね)

神風の吹く御裳濯川のその昔に約束したことの末を、違えないでください。

作者
攝政太政大臣(藤原良経(後京極摂政))
  1. 1大將たいしやう大將たいしやうたいしょうににに侍はべ侍はべはべりけるりけるりける時とき時ときとき、、、勅使ちよくし勅使ちよくしちょくしにてにてにて太神宮だいじんぐう太神宮だいじんぐうだいじんぐうををを詣まう詣まうもうでゝよみでゝよみでてよみ侍はべ侍はべはべりけるりけるりける詞書
  2. 2神かみ神かみかみ風かぜ風かぜかぜややや初句
  3. 3御み御みみ裳も裳もも裾すそ裾すそすそ川がは川がはがわののの二句
  4. 4そのかみにそのかみにそのかみに三句
  5. 5契ちぎ契ちぎちぎりしことのりしことのりしことの四句
  6. 6末すゑ末すゑすえをををたがたがたがふなふなうな結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕大将でありました時、勅使として太神宮に参詣して詠みました歌。

神風の吹く御裳濯川のその昔に約束したことの末を、違えないでください。

意訳

伊勢の御裳濯川のほとりで、その昔、神と藤原氏の祖が約束したことを、子孫の代まで違えないでください。

語釈・文法注

神風や
「伊勢」の枕詞。
御裳裾川
五十鈴川の別名。
そのかみ
その昔。「川上」を掛ける。

和歌

作者
藤原良経(後京極摂政)(ふじわらのよしつね) 1169–1206
九条兼実の子。摂政・太政大臣に至った。『新古今和歌集』の仮名序を書き、和歌所の寄人の筆頭として撰集を主導した。叔父の慈円や藤原定家ら御子左家の歌人を庇護し、清新で格調の高い歌を詠んだ。書にもすぐれ、後京極流の祖とされる。『新古今和歌集』に七十九首が入る。
出典
『新古今和歌集』巻第十九・神祇歌・1871番
歌体
短歌
状況
詞書「大將に侍りける時、勅使にて太神宮を詣でゝよみ侍りける」(大将でありました時、勅使として太神宮に参詣して詠みました歌)。

修辞

枕詞
「神風や」。
掛詞
「そのかみ」に「その上(昔)」と「川上」。

解説

良経の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、345頁(コマ182)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日