新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1576番
賴もしな
頼もしいなあ。野宮の人が植える花は、時雨の降る月に耐えられなくなっても。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕九月ごろ、野宮に前栽を植えた時に。
頼もしいなあ。野宮の人が植える花は、時雨の降る月に耐えられなくなっても。
意訳
野宮の人が植える花は頼もしい。時雨の降る月に耐えきれず枯れるとしても、神の恵みがあるのだから。
語釈・文法注
- 野の宮
- 斎宮が伊勢に下る前に潔斎する宮。
和歌
- 作者
- 源順(みなもとのしたごう) 911–983
源挙の子。梨壺の五人の一人として『後撰和歌集』を撰び、『和名類聚抄』を編んだ。三十六歌仙の一人。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1576番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「なが月の頃、野の宮に前栽うゑけるに」(九月ごろ、野宮に前栽を植えた時に)。
修辞
- 初句切れ
- 初句切れ。
解説
源順の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、288〜289頁(コマ154)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日