古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第二十 釈教歌 1924番

南無阿彌陀

法円(ほうえん)

南無阿弥陀仏の御手にかける糸の終わりのように、最期に乱れない心であってほしい。

作者
法圓上人(法円)
  1. 1臨終正念りんじゆうしやうねん臨終正念りんじゆうしやうねんりんじゅうしょうねんならむことならむことならむことををを思おも思おもおもひてよめるひてよめるいてよめる詞書
  2. 2南な南なな無む無むむ阿あ阿ああ彌み彌みみ陀だ陀だだ初句
  3. 3佛ほとけ佛ほとけほとけののの御み御みみ手て手ててににに二句
  4. 4かくるかくるかくる絲いと絲いといとののの三句
  5. 5ををおはりはりわり亂みだ亂みだみだれぬれぬれぬ四句
  6. 6心こころ心こころこころともがなともがなともがな結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕臨終正念であることを思って詠んだ歌。

南無阿弥陀仏の御手にかける糸の終わりのように、最期に乱れない心であってほしい。

意訳

臨終に阿弥陀仏の御手にかける五色の糸のように、命の終わりに乱れることのない心でいたいものだ。

語釈・文法注

御手にかくる絲
臨終の人が阿弥陀仏の手から引いた五色の糸を握る作法。
臨終正念
臨終に心を乱さないこと。

和歌

作者
法円(ほうえん) 生没年未詳(十一世紀)
平安中期の僧。
出典
『新古今和歌集』巻第二十・釈教歌・1924番
歌体
短歌
状況
詞書「臨終正念ならむことを思ひてよめる」(臨終正念であることを思って詠んだ歌)。

修辞

字余り
第三句。

解説

法円の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、356頁(コマ188)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日