古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十 羇旅歌 936番

もろともに

藤原良経(後京極摂政)(ふじわらのよしつね)

一緒に都を出てきた空こそ忘れられない。都の山の有明の月よ。

作者
攝政太政大臣(藤原良経(後京極摂政))
  1. 1旅たび旅たびたびののの歌うた歌うたうたとてよめるとてよめるとてよめる詞書
  2. 2もろともにもろともにもろともに初句
  3. 3いでしいでしいでし空そら空そらそらこそこそこそ二句
  4. 4わすられねわすられねわすられね三句
  5. 5都みやこ都みやこみやこののの山やま山やまやまののの四句
  6. 6有明ありあけ有明ありあけありあけののの月つき月つきつき結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕旅の歌として詠んだ歌。

一緒に都を出てきた空こそ忘れられない。都の山の有明の月よ。

意訳

旅立った明け方、ともに都を出てきた空の、都の山にかかっていた有明の月。その空が忘れられない。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原良経(後京極摂政)(ふじわらのよしつね) 1169–1206
九条兼実の子。摂政・太政大臣に至った。『新古今和歌集』の仮名序を書き、和歌所の寄人の筆頭として撰集を主導した。叔父の慈円や藤原定家ら御子左家の歌人を庇護し、清新で格調の高い歌を詠んだ。書にもすぐれ、後京極流の祖とされる。『新古今和歌集』に七十九首が入る。
出典
『新古今和歌集』巻第十・羇旅歌・936番
歌体
短歌
状況
詞書「旅の歌とてよめる」(旅の歌として詠んだ歌)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
体言止め
体言止め。

解説

良経の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、171頁(コマ95)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日