古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十一 恋歌一 1022番

かた岡の

曽禰好忠(そねのよしただ)

片岡の雪間に根を張る若草のように、ほのかに見た人が恋しい。

作者
曾禰好忠(曽禰好忠)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2かたかたかた岡をか岡をかおかののの初句
  3. 3雪ゆき雪ゆきゆき間ま間ままにねざすにねざすにねざす二句
  4. 4若草わかくさ若草わかくさわかくさののの三句
  5. 5ほのかにほのかにほのかに見み見みみてしてしてし四句
  6. 6人ひと人ひとひとぞぞぞ戀こ戀ここひしきひしきいしき結句

引用の仕方

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現代語訳

片岡の雪間に根を張る若草のように、ほのかに見た人が恋しい。

意訳

片岡の雪の間から芽を出す若草をほのかに見るように、ちらりと見かけたあの人が恋しい。

語釈・文法注

片岡
山の片側が岡になっている所。
ねざす
根を下ろす。

和歌

作者
曽禰好忠(そねのよしただ) 生没年未詳(十世紀後半)
丹後掾を務めたことから曽丹と呼ばれた。古語や俗語を交えた斬新な歌風で、当時は異端視されたが、新古今時代に高く評価された。百首歌・毎月集の形式を試みた。
出典
『新古今和歌集』巻第十一・恋歌一・1022番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

序詞
「かた岡の雪間にねざす若草の」が「ほのか」を導く。

解説

好忠の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、186〜187頁(コマ103)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日