古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十九 神祇歌 1884番

神風や

越前(えちぜん)

神風の吹く伊勢の山田の原の榊葉に、心の注連をかけない日はない。

作者
越前
  1. 1五十首ごじつしゆ五十首ごじつしゆごじっしゅののの歌うた歌うたうた奉たてまつ奉たてまつたてまつりしときりしときりしとき詞書
  2. 2神かみ神かみかみ風かぜ風かぜかぜややや初句
  3. 3山田やまだ山田やまだやまだののの原はら原はらはらののの二句
  4. 4榊葉さかきば榊葉さかきばさかきばににに三句
  5. 5心こころ心こころこころのしめのしめのしめををを四句
  6. 6かけぬかけぬかけぬ日ひ日ひひぞなきぞなきぞなき結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕五十首の歌を差し上げた時。

神風の吹く伊勢の山田の原の榊葉に、心の注連をかけない日はない。

意訳

伊勢の山田の原の榊葉に注連縄を張るように、心をかけて神を祈らない日は一日もない。

語釈・文法注

山田の原
外宮のある地。
しめ
注連縄。

和歌

作者
越前(えちぜん) 生没年未詳(十二世紀末〜十三世紀前半)
大中臣公親の娘。式子内親王に仕え、のち後鳥羽院に仕えた女房。千五百番歌合などに出詠した。
出典
『新古今和歌集』巻第十九・神祇歌・1884番
歌体
短歌
状況
詞書「五十首の歌奉りしとき」(五十首の歌を差し上げた時)。

修辞

枕詞
「神風や」。

解説

越前の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、348頁(コマ184)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日