古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1806番

夕暮は

和泉式部(いずみしきぶ)

夕暮れは雲のようすを見ながらも、もの思いにふけるまいと思う心がつく。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
和泉式部
  1. 1夕暮ゆふぐれ夕暮ゆふぐれゆうぐれははは初句
  2. 2雲くも雲くもくもののの氣色けしき氣色けしきけしきををを二句
  3. 3見み見みみながらにながらにながらに三句
  4. 4ながめしとながめしとながめじと思おも思おもおもふふう四句
  5. 5心こころ心こころこころこそつけこそつけこそつけ結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

夕暮れは雲のようすを見ながらも、もの思いにふけるまいと思う心がつく。

意訳

夕暮れには雲のようすを見ていると、もの思いにふけるまいと思う心がかえって起こってくる。

語釈・文法注

和歌

作者
和泉式部(いずみしきぶ) 978?–?
大江雅致の娘。和泉守橘道貞の妻となり、のち冷泉天皇の皇子為尊親王・敦道親王との恋で知られる。中宮彰子に仕えた。情熱的な恋の歌が多く、『和泉式部日記』がある。娘は小式部内侍。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1806番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

字余り
第四句。

解説

和泉式部の歌。底本は第三句を「見ながらに」とするが、「見るからに」とする本もある。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、332頁(コマ176)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日