古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1571番

秋果つる

大江匡房(おおえのまさふさ)

秋が終わる羽束の山の寂しい時に、有明の月を、誰と一緒に見ているのだろう。

作者
前中納言匡房(大江匡房)
  1. 1賴綱朝臣よりつなのあそん賴綱朝臣よりつなのあそんよりつなのあそん、、、津つ津つつののの國くに國くにくにののの羽束はつか羽束はつかはつかといふといふという所ところ所ところところににに侍はべ侍はべはべりけるりけるりける時とき時ときとき、、、つかはしけるつかはしけるつかわしける詞書
  2. 2秋あき秋あきあき果は果ははつるつるつる初句
  3. 3はははつかのつかのつかの山やま山やまやまののの二句
  4. 4さびしきにさびしきにさびしきに三句
  5. 5有明ありあけ有明ありあけありあけののの月つき月つきつきををを四句
  6. 6誰たれ誰たれたれととと見み見みみるらむるらむるらむ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕頼綱朝臣が摂津国の羽束という所におりました時に贈った歌。

秋が終わる羽束の山の寂しい時に、有明の月を、誰と一緒に見ているのだろう。

意訳

秋が終わり、羽束の山は寂しいことでしょう。有明の月を、あなたは誰と眺めているのでしょうか。

語釈・文法注

はつか
「果つ」「二十日」と「羽束」を響かせる。

和歌

作者
大江匡房(おおえのまさふさ) 1041–1111
大江匡衡の曽孫。学者として後三条・白河・堀河天皇に仕え、権中納言に至った。有職故実書『江家次第』を著した。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1571番
歌体
短歌
状況
詞書「賴綱朝臣、津の國の羽束といふ所に侍りける時、つかはしける」(頼綱朝臣が摂津国の羽束という所におりました時に贈った歌)。

解説

匡房の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、287〜288頁(コマ153)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日