新古今和歌集 巻第六 冬歌 593番
吹きはらふ
吹き払う嵐の後の高嶺から、木の葉に曇らされることなく、月が出てくるのだろうか。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
吹き払う嵐の後の高嶺から、木の葉に曇らされることなく、月が出てくるのだろうか。
意訳
嵐が木の葉をすっかり吹き払っていった後の高嶺から、今夜は木の葉にさえぎられることなく、月が澄んで出てくるのだろうか。
語釈・文法注
- 木の葉曇らで
- 木の葉に曇らされないで。
和歌
- 作者
- 宜秋門院丹後(ぎしゅうもんいんのたんご) 生没年未詳(十二世紀後半〜十三世紀前半)
源頼行の娘。九条兼実の娘で後鳥羽院の中宮となった宜秋門院任子に仕えた女房歌人。「異浦の丹後」と呼ばれた。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第六・冬歌・593番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
解説
丹後の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、104頁(コマ62)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日