古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1719番

百敷の

藤原高光(ふじわらのたかみつ)

宮中ばかりがいつも恋しくて、雲が幾重にも立つ山は住みづらい。

作者
如覺(藤原高光)
  1. 1御おほん御おほんおおんかへしかへしかえし詞書
  2. 2百敷ももしき百敷ももしきももしきののの初句
  3. 3內うち內うちうちのみのみのみ常つね常つねつねににに二句
  4. 4戀こ戀ここひしくてひしくていしくて三句
  5. 5雲くも雲くもくもののの八重やへ八重やへやえ立た立たたつつつ四句
  6. 6山やま山やまやまはははすみすみすみ憂う憂ううししし結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕お返しの歌。

宮中ばかりがいつも恋しくて、雲が幾重にも立つ山は住みづらい。

意訳

宮中のことばかりがいつも恋しく思われて、幾重の雲に隔てられたこの山は住みづらいことです。

語釈・文法注

百敷の
宮中。
如覚
高光の法名。

和歌

作者
藤原高光(ふじわらのたかみつ) 940?–994
藤原師輔の子。右少将のとき比叡山で出家し、のち多武峰に移った。その出家は『多武峰少将物語』に描かれる。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1719番
歌体
短歌
状況
詞書「御かへし」(お返しの歌)。

解説

高光の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、316頁(コマ168)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日