古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第五 秋歌下 490番

秋の夜は

花山院(かざんいん)

秋の夜は、もう長月になったのだなあ。夜が長いのも道理で、自然と寝覚めがちになることだ。

作者
花山院御歌(花山院)
  1. 1九月朔日ながつきついたち九月朔日ながつきついたちながつきついたちがたにがたにがたに詞書
  2. 2秋あき秋あきあきののの夜よ夜よよははは初句
  3. 3はやはやはや長月ながつき長月ながつきながつきににに二句
  4. 4なりにけりなりにけりなりにけり三句
  5. 5ことわりなれやことわりなれやことわりなれや四句
  6. 6寢覺ねざめ寢覺ねざめねざめせらるゝせらるゝせらるる結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕九月の初めころに詠んだ歌。

秋の夜は、もう長月になったのだなあ。夜が長いのも道理で、自然と寝覚めがちになることだ。

意訳

もう九月、長月になった。名のとおり夜が長いのも道理で、夜中に目が覚めてしまう。

語釈・文法注

長月
陰暦九月。「長し」を響かせる。
ことわりなれや
道理だからだろうか。

和歌

作者
花山院(かざんいん) 968–1008
第六十五代天皇。冷泉天皇の皇子。在位二年で出家した。和歌を好み、『拾遺和歌集』の撰集に関わったとされる。
出典
『新古今和歌集』巻第五・秋歌下・490番
歌体
短歌
状況
詞書「九月朔日がたに」(九月の初めころに詠んだ歌)。

修辞

三句切れ
三句切れ。

解説

花山院の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、86頁(コマ53)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日