古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1329番

生きてよも

式子内親王(しょくしないしんのう)

どうせ明日まで生きてあの人がつれなくすることもあるまい。この夕暮れに、訪ねるなら訪ねてほしい。

詞書
「百首の歌の中に」(前の歌と同じ詞書)
作者
式子内親王
  1. 1生い生いいきてよもきてよもきてよも初句
  2. 2あすあすあす迄まで迄までまで人ひと人ひとひとははは二句
  3. 3つらからじつらからじつらからじ三句
  4. 4此この此このこの夕暮ゆふぐれ夕暮ゆふぐれゆうぐれををを四句
  5. 5とととははわゞとゞとばとへかしへかしえかし結句

引用の仕方

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現代語訳

どうせ明日まで生きてあの人がつれなくすることもあるまい。この夕暮れに、訪ねるなら訪ねてほしい。

意訳

私の命は明日までもたないだろう。あの人のつれなさも今日限り。だから訪ねてくれるなら、この夕暮れに訪ねてほしい。

語釈・文法注

よも〜じ
まさか〜あるまい。

和歌

作者
式子内親王(しょくしないしんのう) ?–1201
後白河天皇の皇女。賀茂の斎院を務めた。藤原俊成に和歌を学び、内に秘めた激しい情を静かな調べで詠んだ。『新古今和歌集』に女性歌人として最も多い四十九首が入る。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1329番
歌体
短歌
状況
詞書「百首の歌の中に」(百首歌の中で)。

修辞

三句切れ
三句切れ。

解説

式子内親王の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、242頁(コマ131)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日