新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1567番
女郞花
女郎花の盛りの色を見るとすぐに、露が分け隔てをした身だと知られる。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕法成寺入道前太政大臣が、女郎花を折って、歌を詠むようにとおっしゃいましたので。
女郎花の盛りの色を見るとすぐに、露が分け隔てをした身だと知られる。
意訳
女郎花の盛りの美しい色を見ると、露が分け隔てをして恵みを与えなかったわが身の衰えが思い知らされる。
語釈・文法注
- わく
- 区別する。
和歌
- 作者
- 紫式部(むらさきしきぶ) 978?–1014?
藤原為時の娘。一条天皇の中宮彰子に仕え、『源氏物語』を書いた。『紫式部日記』『紫式部集』もある。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1567番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「法成寺入道前太政大臣、女郞花を折りて歌よむべきよし侍りければ」(法成寺入道前太政大臣が、女郎花を折って、歌を詠むようにとおっしゃいましたので)。
解説
紫式部の歌。『紫式部日記』にも見える。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、287頁(コマ153)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日