古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1834番

數ならぬ

行尊(ぎょうそん)

数にも入らない身をどうして恨んだのだろう。どうであれ過ごしてきた世なのに。

作者
大僧正行尊(行尊)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2數かず數かずかずならぬならぬならぬ初句
  3. 3身み身みみををを何なに何なになに故ゆゑ故ゆゑゆえににに二句
  4. 4恨うら恨うらうらみけむみけむみけむ三句
  5. 5とてもかくてもとてもかくてもとてもかくても四句
  6. 6過す過すすごしけるごしけるごしける世よ世よよををを結句

引用の仕方

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現代語訳

数にも入らない身をどうして恨んだのだろう。どうであれ過ごしてきた世なのに。

意訳

取るに足りない身をどうして恨んだりしたのだろう。どうであれ、こうして過ごしてこられた世なのに。

語釈・文法注

とてもかくても
どうであっても。

和歌

作者
行尊(ぎょうそん) 1055–1135
源基平の子。園城寺の僧で、大峰山などで修行を重ね、のち天台座主・大僧正に至った。修行の旅の歌が多い。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1834番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

三句切れ
三句切れ。

解説

行尊の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、337頁(コマ178)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日