古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第七 賀歌 721番

山風は

伊勢(いせ)

山風は吹いても吹かなくても、白波の寄せる岩根は、久しく変わらないことだ。

作者
伊勢
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2山風やまかぜ山風やまかぜやまかぜははは初句
  3. 3ふけどふけどふけど吹ふ吹ふふかねどかねどかねど二句
  4. 4白波しらなみ白波しらなみしらなみののの三句
  5. 5よするよするよする岩いは岩いはいわ根ね根ねねははは四句
  6. 6久ひさ久ひさひさしかりけりしかりけりしかりけり結句

引用の仕方

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現代語訳

山風は吹いても吹かなくても、白波の寄せる岩根は、久しく変わらないことだ。

意訳

山風が吹こうと吹くまいと、白波の打ち寄せる岩は、いつまでも変わらずそこにある。

語釈・文法注

岩根
大きな岩。

和歌

作者
伊勢(いせ) 872?–938?
伊勢守藤原継蔭の娘。宇多天皇の中宮温子に仕え、宇多天皇の皇子を産んだ。のち敦慶親王との間に娘の中務(歌人)を産んだ。『古今和歌集』に女性歌人として最も多い歌が入る。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第七・賀歌・721番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

伊勢の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、126頁(コマ73)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日