新古今和歌集 巻第二 春歌下 123番
木の下の
木の下の苔の緑も見えなくなるほど、幾重にも散り敷いた山桜であることよ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕堀河院の御代に、百首歌を献上しました時の、花の歌。
木の下の苔の緑も見えなくなるほど、幾重にも散り敷いた山桜であることよ。
意訳
桜の木の下の緑の苔が見えなくなるほど、山桜の花びらが幾重にも散り重なっている。
語釈・文法注
- 八重散りしける
- 幾重にも散り敷いた。
- しける
- 「敷ける」。「る」は存続の助動詞「り」の連体形。
和歌
- 作者
- 源師頼(みなもとのもろより) 1068–1139
左大臣源俊房の子。大納言に至った。堀河天皇の歌壇で活躍し、『堀河百首』の作者の一人。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第二・春歌下・123番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「堀河院の御時、百首の歌奉りけるに、花の歌」(堀河院の御代に、百首歌を献上しました時の、花の歌)。
解説
作者の師頼は源俊房の子。『堀河百首』の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、22頁(コマ21)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日