新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1352番
身に近く
身近にやってきたのだった。色の変わる秋を、よそごとと思っていたけれど。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕もの思うことがあった秋の夕暮れ、ひとりで眺めて詠みました歌。
身近にやってきたのだった。色の変わる秋を、よそごとと思っていたけれど。
意訳
草木の色が変わる秋は、よそごとと思っていた。けれども、人の心が飽きる秋は、もう私の身近にやってきていたのだ。
語釈・文法注
- 秋
- 「飽き」を響かせる。
和歌
- 作者
- 六条右大臣室(ろくじょうのうだいじんのしつ) 生没年未詳(十一世紀)
源顕房の妻。源隆俊の娘。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1352番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「思ふ事侍りける秋の夕ぐれ、ひとり眺めてよみ侍りける」(もの思うことがあった秋の夕暮れ、ひとりで眺めて詠みました歌)。
修辞
- 二句切れ
- 二句切れ。
- 倒置
- 倒置。
解説
六条右大臣室の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、247頁(コマ133)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日