古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第九 離別歌 883番

誰としも

藤原隆信(ふじわらのたかのぶ)

誰とも知らない別れが悲しいのは、松浦の沖を出ていく舟人だ。

作者
藤原隆信朝臣(藤原隆信)
  1. 1守覺法親王しゆかくほふしんわう守覺法親王しゆかくほふしんわうしゅかくほっしんのう、、、五十首ごじつしゆ五十首ごじつしゆごじっしゅののの歌うた歌うたうたよませよませよませ侍はべ侍はべはべりけるりけるりける時とき時ときとき詞書
  2. 2誰たれ誰たれたれとしもとしもとしも初句
  3. 3知し知ししらぬらぬらぬ別わか別わかわかれのれのれの二句
  4. 4かなしきかなしきかなしきははは三句
  5. 5松浦まつら松浦まつらまつらののの沖おき沖おきおきををを四句
  6. 6出い出いいづるづるずる舟人ふなびと舟人ふなびとふなびと結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕守覚法親王が五十首歌を詠ませました時に。

誰とも知らない別れが悲しいのは、松浦の沖を出ていく舟人だ。

意訳

誰とも知らない人との別れなのに悲しく思われるのは、松浦の沖を漕ぎ出していく舟人の姿だ。

語釈・文法注

松浦
肥前国の地名。唐へ渡る船の出る所。

和歌

作者
藤原隆信(ふじわらのたかのぶ) 1142–1205
藤原為経の子で、母は美福門院加賀。藤原定家の異父兄。似絵(肖像画)の名手として知られる。
出典
『新古今和歌集』巻第九・離別歌・883番
歌体
短歌
状況
詞書「守覺法親王、五十首の歌よませ侍りける時」(守覚法親王が五十首歌を詠ませました時に)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

隆信の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、161頁(コマ90)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日