新古今和歌集 巻第七 賀歌 748番
あかねさす
朝日の郷の日陰草は、豊明の節会のかざしとなるにちがいない。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕長和五年の大嘗会で、悠紀方の風俗歌。近江国朝日郷。
朝日の郷の日陰草は、豊明の節会のかざしとなるにちがいない。
意訳
茜色に照り映える朝日の郷に生える日陰のかずらは、大嘗会の豊明の節会で、人々が髪に挿すかざしとなるのだろう。
語釈・文法注
- あかねさす
- 「朝日」の枕詞。
- 日影草
- ひかげのかずら。神事に用いた。
- 豊の明
- 豊明節会。大嘗会の後の宴。
和歌
- 作者
- 大中臣輔親(おおなかとみのすけちか) 954–1038
大中臣能宣の子で、伊勢大輔の父。伊勢神宮の祭主を務めた。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第七・賀歌・748番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「長和五年の大嘗會、悠紀方の風俗歌、近江國朝日郷」(長和五年の大嘗会で、悠紀方の風俗歌。近江国朝日郷)。
修辞
- 枕詞
- 「あかねさす」。
解説
輔親の歌。長和五年(1016年)、後一条天皇の大嘗会。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、131頁(コマ75)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日