古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十九 神祇歌 1869番

おく霜に

紀貫之(きのつらゆき)

置く霜にも色の変わらない榊葉の香りを、人は求めて来たのだろうか。

作者
紀貫之
  1. 1神樂かぐら神樂かぐらかぐらをををよみよみよみ侍はべ侍はべはべりけるりけるりける詞書
  2. 2おくおくおく霜しも霜しもしもににに初句
  3. 3色いろ色いろいろもかはらぬもかはらぬもかわらぬ二句
  4. 4榊葉さかきば榊葉さかきばさかきばののの三句
  5. 5香か香かかをやはをやはをやは人ひと人ひとひとののの四句
  6. 6とめてとめてとめて來き來ききつらむつらむつらむ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕神楽を詠みました歌。

置く霜にも色の変わらない榊葉の香りを、人は求めて来たのだろうか。

意訳

霜が置いても色の変わらない榊葉の香りを慕って、人々はここに集まって来たのだろう。

語釈・文法注

とめて
求めて。

和歌

作者
紀貫之(きのつらゆき) 872?–945?
『古今和歌集』の撰者の中心で、仮名序を書いた。御書所預などを経て土佐守となり、任期を終えて帰京する旅を『土佐日記』に書いた。理知的で技巧に富む歌風で、『古今和歌集』に最も多い百首あまりが入る。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十九・神祇歌・1869番
歌体
短歌
状況
詞書「神樂をよみ侍りける」(神楽を詠みました歌)。

解説

貫之の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、345頁(コマ182)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日