古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1596番

朽ちにける

藤原実定(ふじわらのさねさだ)

朽ちてしまった長柄の橋に来て見ると、蘆の枯れ葉に秋風が吹いている。

詞書
「長柄の橋をよめる」(前の歌と同じ詞書)
作者
後德大寺左大臣(藤原実定)
  1. 1朽く朽くくちにけるちにけるちにける初句
  2. 2長柄ながら長柄ながらながらののの橋はし橋はしはしををを二句
  3. 3來き來ききててて見み見みみればればれば三句
  4. 4蘆あし蘆あしあしののの枯葉かれは枯葉かれはかれはににに四句
  5. 5秋あき秋あきあき風かぜ風かぜかぜぞぞぞ吹ふ吹ふふくくく結句

引用の仕方

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現代語訳

朽ちてしまった長柄の橋に来て見ると、蘆の枯れ葉に秋風が吹いている。

意訳

朽ちはてた長柄の橋のあたりに来て見ると、蘆の枯れ葉に、秋風が寂しく吹いている。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原実定(ふじわらのさねさだ) 1139–1191
右大臣藤原公能の子で、藤原俊成の甥。左大臣に至った。後徳大寺左大臣と呼ばれる。管絃にもすぐれ、『平家物語』には福原遷都の後に旧都を訪ねる逸話がある。
出典
『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1596番
歌体
短歌
状況
詞書「長柄の橋をよめる」(長柄の橋を詠んだ歌)。

解説

実定の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、293頁(コマ156)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日