古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十九 神祇歌 1896番

今日まつる

九条兼実(くじょうかねざね)

今日祭る神の心がなびいているのだろうか。紙垂に波が立つ佐保の川風よ。

作者
入道前關白太政大臣(九条兼実)
  1. 1文治六年ぶんぢろくねん文治六年ぶんぢろくねんぶんじろくねん、、、女御にようご女御にようごにょうご入内じゆだい入内じゆだいじゅだいののの屏風びやうぶ屏風びやうぶびょうぶににに、、、春日かすが春日かすがかすが祭まつり祭まつりまつり詞書
  2. 2今日けふ今日けふきょうまつるまつるまつる初句
  3. 3神かみ神かみかみののの心こころ心こころこころややや二句
  4. 4なびくらむなびくらむなびくらむ三句
  5. 5しでにしでにしでに波なみ波なみなみ立た立たたつつつ四句
  6. 6さほのさほのさおの河かは河かはかわ風かぜ風かぜかぜ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕文治六年、女御入内の屏風に、春日祭。

今日祭る神の心がなびいているのだろうか。紙垂に波が立つ佐保の川風よ。

意訳

今日祭る神の心がなびいているのだろうか。佐保の川風に、紙垂が波のように揺れている。

語釈・文法注

さほの河
大和国の川。

和歌

作者
九条兼実(くじょうかねざね) 1149–1207
関白藤原忠通の子で、良経の父、慈円の兄。摂政・関白・太政大臣を務め、九条家の祖となった。日記『玉葉』を残した。俊成・定家を庇護し、家で百首歌や歌合を催した。
出典
『新古今和歌集』巻第十九・神祇歌・1896番
歌体
短歌
状況
詞書「文治六年、女御入内の屏風に、春日祭」(文治六年、女御入内の屏風に、春日祭)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
体言止め
体言止め。

解説

兼実の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、350頁(コマ185)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日