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新古今和歌集 巻第十三 恋歌三 1179番

心から

赤染衛門(あかぞめえもん)

自分の心から、しばらくと人目を包み隠すものだから、鴫の羽掻きのように、つらい今朝だなあ。

作者
赤染衞門(赤染衛門)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2心こころ心こころこころからからから初句
  3. 3しばしとつゝむしばしとつゝむしばしとつつむ二句
  4. 4物もの物ものものからにからにからに三句
  5. 5鴫しぎ鴫しぎしぎののの羽はね羽はねはねがきがきがき四句
  6. 6つらきつらきつらき今朝けさ今朝けさけさかなかなかな結句

引用の仕方

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現代語訳

自分の心から、しばらくと人目を包み隠すものだから、鴫の羽掻きのように、つらい今朝だなあ。

意訳

人目を気にして、自分からしばらく逢うのを控えているのだけれど、鴫が何度も羽をかくように、思い悩むつらい今朝だ。

語釈・文法注

鴫の羽がき
鴫がくちばしで羽をしごくこと。数の多いこと、思い悩むことのたとえ。

和歌

作者
赤染衛門(あかぞめえもん) 生没年未詳(十世紀後半〜十一世紀半ば)
赤染時用の娘。大江匡衡の妻。藤原道長の妻倫子と上東門院彰子に仕えた。『栄花物語』正編の作者とされる。中古三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十三・恋歌三・1179番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

赤染衛門の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、215頁(コマ117)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日