古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第六 冬歌 662番

さむしろの

式子内親王(しょくしないしんのう)

むしろに寝る夜半の袖が冷えに冷えて、初雪が白い、岡のほとりの松に。

作者
式子内親王
  1. 1百首ひやくしゆ百首ひやくしゆひゃくしゅののの歌うた歌うたうたににに詞書
  2. 2さむしろのさむしろのさむしろの初句
  3. 3夜半よは夜半よはよわののの衣手ころもで衣手ころもでころもで二句
  4. 4さえ〴〵てさえ〴〵てさえざえて三句
  5. 5初雪はつゆき初雪はつゆきはつゆき白しろ白しろしろししし四句
  6. 6岡をか岡をかおかののの邊べ邊べべののの松まつ松まつまつ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕百首歌で。

むしろに寝る夜半の袖が冷えに冷えて、初雪が白い、岡のほとりの松に。

意訳

むしろの上で過ごす夜半、袖がひどく冷えこむ。外を見ると、岡のほとりの松に初雪が白く積もっている。

語釈・文法注

さむしろ
むしろ。「寒し」を掛ける。
衣手
袖。

和歌

作者
式子内親王(しょくしないしんのう) ?–1201
後白河天皇の皇女。賀茂の斎院を務めた。藤原俊成に和歌を学び、内に秘めた激しい情を静かな調べで詠んだ。『新古今和歌集』に女性歌人として最も多い四十九首が入る。
出典
『新古今和歌集』巻第六・冬歌・662番
歌体
短歌
状況
詞書「百首の歌に」(百首歌で)。

修辞

四句切れ
四句切れ。
体言止め
体言止め。

解説

式子内親王の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、115〜116頁(コマ67)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日