古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第四 秋歌上 319番

たなばたの

小弁(こべん)

織女の衣の褄は、気をつけて吹き返さないでおくれ、秋の初風よ。

詞書
「七夕の歌とてよみ侍りける」(前の歌と同じ詞書)
作者
小辨(小弁)
  1. 1たなばたのたなばたのたなばたの初句
  2. 2衣ころも衣ころもころものつまはのつまはのつまは二句
  3. 3心こころ心こころこころしてしてして三句
  4. 4吹ふ吹ふふきなかへしそきなかへしそきなかえしそ四句
  5. 5秋あき秋あきあきののの初風はつかぜ初風はつかぜはつかぜ結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

織女の衣の褄は、気をつけて吹き返さないでおくれ、秋の初風よ。

意訳

七夕の夜、秋の初風よ、織女の衣の褄を吹きひるがえさないよう、気をつけて吹いてくれ。

語釈・文法注

つま
着物の褄。「夫(つま)」を響かせる。
な〜そ
禁止。

和歌

作者
小弁(こべん) 生没年未詳(十一世紀)
越前守藤原懐尹の娘とされる。後朱雀天皇の皇女祐子内親王に仕えた女房歌人。
出典
『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・319番
歌体
短歌
状況
詞書「七夕の歌とてよみ侍りける」(七夕の歌として詠みました歌)。

修辞

擬人法
擬人法。

解説

作者の小弁は祐子内親王家に仕えた女房。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、57頁(コマ38)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日