古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1416番

雲井なる

醍醐天皇(だいごてんのう)

雲の上の雁でさえ鳴いて来る秋に、どうしてあの人は訪れもしないのだろう。

作者
延喜御歌(醍醐天皇)
  1. 1辨更衣べんのかうい辨更衣べんのかういべんのこうい、、、久ひさ久ひさひさしくまゐらざりけるにしくまゐらざりけるにしくまいらざりけるに、、、給たま給たまたまはせけるはせけるわせける詞書
  2. 2雲井くもゐ雲井くもゐくもいなるなるなる初句
  3. 3雁かり雁かりかりだにだにだに鳴な鳴ななきてきてきて二句
  4. 4來く來くくるるる秋あき秋あきあきににに三句
  5. 5などかはなどかはなどかは人ひと人ひとひとののの四句
  6. 6音おと音おとおとづれもせぬづれもせぬずれもせぬ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕弁の更衣が長く参上しなかった時にお与えになった歌。

雲の上の雁でさえ鳴いて来る秋に、どうしてあの人は訪れもしないのだろう。

意訳

遠い空の雁でさえ鳴きながらやって来る秋なのに、どうしてあなたは訪ねて来ないのだろう。

語釈・文法注

和歌

作者
醍醐天皇(だいごてんのう) 885–930
第六十代天皇。その治世は「延喜の治」とたたえられた。紀貫之らに命じて最初の勅撰和歌集『古今和歌集』を撰ばせた。
出典
『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1416番
歌体
短歌
状況
詞書「辨更衣、久しくまゐらざりけるに、給はせける」(弁の更衣が長く参上しなかった時にお与えになった歌)。

解説

醍醐天皇の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、256頁(コマ138)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日