新古今和歌集 巻第六 冬歌 672番
待つ人の
待つ人が来るはずの麓の道は、途絶えてしまっただろう。軒端の杉に雪が重く積もっている。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕摂政太政大臣が大納言でした時、「山家雪(山家の雪)」という題で詠ませました時の歌。
待つ人が来るはずの麓の道は、途絶えてしまっただろう。軒端の杉に雪が重く積もっている。
意訳
私が待っている人の通う麓からの道は、もう雪で途絶えてしまったろう。軒端の杉には、雪が重たげに積もっている。
語釈・文法注
和歌
- 作者
- 藤原定家(ふじわらのさだいえ(ていか)) 1162–1241
藤原俊成の子。『新古今和歌集』の撰者の一人で、のち『新勅撰和歌集』を単独で撰び、『小倉百人一首』を選んだとされる。妖艶・有心の美を追求した新古今時代の代表的歌人。日記『明月記』、歌論書『近代秀歌』『毎月抄』がある。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第六・冬歌・672番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「攝政太政大臣、大納言に侍りける時、山家雪といふことをよませ侍りけるに」(摂政太政大臣が大納言でした時、「山家雪(山家の雪)」という題で詠ませました時の歌)。
修辞
- 三句切れ
- 三句切れ。
解説
定家の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、117頁(コマ68)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日