新古今和歌集 巻第四 秋歌上 323番
星合の
星が会う夕べに涼しい天の川で、紅葉の橋を渡っていく秋風よ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕七夕の心を詠んだ歌。
星が会う夕べに涼しい天の川で、紅葉の橋を渡っていく秋風よ。
意訳
七夕の夕べ、涼しい天の川には紅葉の橋が架かっているという。その橋を、秋風が吹き渡っていく。
語釈・文法注
- 紅葉の橋
- 天の川に架かるとされた紅葉の橋。
和歌
- 作者
- 藤原公経(西園寺公経)(ふじわらのきんつね) 1171–1244
藤原実宗の子で、藤原定家の妻の弟。太政大臣に至った。承久の乱では幕府方に通じ、乱後は朝廷の実権を握った。京都の北山に西園寺を建て、西園寺家の祖となった。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・323番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「七夕の心を」(七夕の心を詠んだ歌)。
修辞
- 本歌取り
- 「天の川紅葉を橋に渡せばや織女つめの秋をしも待つ」(古今集)をふまえる。
- 体言止め
- 体言止め。
解説
公経の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、57頁(コマ38)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日