古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1349番

君がせぬ

光孝天皇(こうこうてんのう)

あなたが枕にしないわが手枕は草なのだろうか。涙の露が夜ごとに置く。

作者
光孝天皇御歌(光孝天皇)
  1. 1久ひさ久ひさひさしくまゐらぬしくまゐらぬしくまいらぬ人ひと人ひとひとににに詞書
  2. 2君きみ君きみきみがせぬがせぬがせぬ初句
  3. 3吾わ吾わわががが手枕たまくら手枕たまくらたまくらははは二句
  4. 4草くさ草くさくさなれやなれやなれや三句
  5. 5淚なみだ淚なみだなみだののの露つゆ露つゆつゆののの四句
  6. 6夜よ夜よよな〳〵ぞおくな〳〵ぞおくなよなぞおく結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

〔詞書〕長く参上しない人に。

あなたが枕にしないわが手枕は草なのだろうか。涙の露が夜ごとに置く。

意訳

あなたが訪れて枕にすることのない私の腕枕は、草なのだろうか。涙の露が毎夜置いている。

語釈・文法注

なれや
〜なのだろうか。

和歌

作者
光孝天皇(こうこうてんのう) 830–887
第五十八代天皇。仁明天皇の皇子。五十五歳で即位し、和歌を好んだ。
出典
『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1349番
歌体
短歌
状況
詞書「久しくまゐらぬ人に」(長く参上しない人に)。

修辞

三句切れ
三句切れ。

解説

光孝天皇の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、246頁(コマ133)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日